第19卦 · 上経
臨:地澤臨
よい時が近づく。心を込めて迎えよう。
卦象
卦の意味
名の意味 臨は高いところから見下ろして向き合うこと、また訪れること。
象 沢の上の地。岸が水に臨み、高い所が低い所を見守りながら一歩ずつ近づきます。
全体の意味 この卦の全体は、近づくこと、向き合うこと、見守ることです。迫っていることがあるなら、思いやりと辛抱で向き合うほうが避けるよりよいのです。ただ、急に増えた水は急に引くことも忘れずに。
現代語:この卦は何を言っているか
よい時が近づいています。心を込めて世話をし、順調だからと粗くならないこと。時機は過ぎ去ります。
この卦は上卦が地、下卦が沢で、地が上、沢が下です。読むときはまずこの二つの象を重ねた情景を思い浮かべ、それから下の原文と照らしてください。現代語の説明は構えだけを述べ、未来は予言しません。
卦辞
元亨利貞。至於八月有兇。
大象
澤上有地,臨;君子以教思無窮,容保民無疆。
六爻の爻辞
下から上へ、初爻がいちばん下です。この卦を立てて変爻が出たら、対応する一条を読みます。原文は漢文です。
- 初九鹹臨,貞吉。
- 九二鹹臨,吉,無不利。
- 六三甘臨,無攸利;既憂之,無咎。
- 六四至臨,無咎。
- 六五知臨,大君之宜,吉。
- 上六敦臨,吉,無咎。
