「キャンドルコーブ」:フォーラムで一群が互いに尋ね合う、子供の頃にあの人形劇を見たことがあるか、と

· 謎思社会長

「キャンドルコーブ」は2009年、あるアメリカのウェブコミック作者が書いた非常に短いネット小説で、実話ではない。しかしその書き方があまりにもリアルで、多くの人が本当にその番組が存在したと思い込み、広く広まった。

全文は、あるフォーラムのスレッドでの対話形式だ。冒頭、一人の人物が尋ねる。70年代の子供向けテレビ番組「キャンドルコーブ」を覚えている人はいないか? 小さな海賊船といくつかの人形が登場し、海賊の「パーシー」、少女の「ジャニス」、そして背筋が凍る悪役の「スキンテイカー」がいるという。

返信があり、覚えている、あの番組は怖すぎて、オープニングテーマが流れると隠れたくなった、と。さらに別の人物が返信し、覚えている、あの悪役は頭蓋骨のような顔をした人形で、話し声はかすれていた、と。

対話はますます詳細になり、誰もが覚えている細部が、驚くほど一致していることに気づく。同じ場面、同じ登場人物、同じセリフまで。ある奇妙なエピソードを覚えている人がいて、人形たちが一人の子供について話し、ナイフを持って彼の顔を「剥ぐ」、というものだ。皆が口にした内容は、すべて同じだった。

そしてそのうちの一人が、自分の母親に尋ねるまでになった。母親は長い間考え込み、言った。あのチャンネルは、その時代にはとっくに放送を終了していた。君たちが毎日テレビの前に座って見ていたのは、実は画面いっぱいの雪嵐だった、と。

全文に語り手はなく、ナレーションもなく、ただ投稿のやり取りだけがある。その後、多くの「ネット怪談」がこの書き方を真似た。数年後、アメリカのテレビ局がそれをドラマ化した。そして今でも、この世に存在しない番組を探してオンラインで検索する人が少なくない。

画面上の雪嵐、当時の子供たちはその中に何を見ていたのか、誰も知らない。

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