稲田の中の白いもの、お兄ちゃんが望遠鏡で見た

· 謎思社会長

日本の「くねくね」、直訳すると「よじよじ」くらいだろうか。私が見たのは兄弟二人のバージョンの話だ。

夏、兄弟は田舎の祖父母の家に帰り、家の外で遊んでいた。遠くの田んぼの真ん中に白いものがあって、ずっとよじよじと動いていた。動きは柔らかく、骨がないかのようだった。弟が何なのかと聞くと、兄は案山子だと言ったが、風が止んでもそれはよじよじと動いていた。

兄が家に戻って望遠鏡を持ってきた。しばらく覗いていたが、顔が真っ白になり、望遠鏡を地面に落とし、口からゆっくりと一言を吐き出した。大意は「見ないほうがいい」というものだった。その声はもう兄の声には聞こえなかった。

弟がそれを拾って自分で見ようとしたところ、祖父がどこからともなく飛び出してきて、彼を一気に引き寄せ、「見たか」と尋ねた。弟が見ていないと言うと、祖父はようやく安堵し、地面にどっかりと座り込んで泣き出した。家に戻ると、誰もが泣いていた。ただ一人、兄だけが部屋の真ん中に立ち、笑いながら、あのもののように、一度ごとに体をよじっていた。

その後、大人たちもそれが何なのかはっきりとは言えず、田舎ではこれを田んぼの「神」と呼ぶ者もいれば、田んぼで働きすぎて死んだ者のものだと言う者も、疫病のものだと言う者もいた。とにかく、見るとああなるという。

この話の由来は確かめることができる。最初は2000年、投稿型の怪談サイトに誰かが書いたもので、後に誰かが改変し、03年に掲示板に貼られたとき、投稿者は「これは作り話だ」とはっきりと書き込んでいた。伝わるうちにその一文は消え、物語だけが独り歩きを続けた。今、日本の若者がこれを語るとき、多くの人は田舎に長年伝わる古い怪談だと思っている。

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